【評価レビュー】Stray（ストレイ）「猫になってサイバーシティを冒険！他の猫ゲーとは一線を画すリアルさ」

こんにちは、いくらです。

発売後すぐ「猫ちゃんがリアルで可愛い！」とSNSを中心に話題となったゲーム『Stray』をクリアしました。

実際にプレイしてみると噂通り（もしくはそれ以上）のリアルさに圧倒され、色んな場所や角度から猫ちゃんをスクショしまくった結果、PCのフォルダーが猫だらけになってしまいました。

今回はそんな『Stray』をプレイして感じた良かった点と注意点についてまとめましたので、「まだプレイしていない」「プレイするか迷っている」という方の参考になれば幸いです。

総合評価

総合評価
ストーリー・世界観
キャラクター
サウンド・BGM
グラフィック
システム・UI
ボリューム・やりこみ

ゲーム概要

家族からはぐれ、見知らぬ世界に迷い込んだ一匹の野良猫。この長い間忘れ去られたサイバーシティから脱出するため野良猫に求められていること…それは古代から解き明かされていない謎を解明することだ。
引用：My Nintendo Store『Stray（ストレイ）』商品ページ

商品名	Stray（ストレイ）
開発元	BlueTwelve Studio
ジャンル	アクションアドベンチャー
プレイ人数	1人
対応機種	Steam/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch
発売日	2022年7月19日 （Windows/PlayStation 5/PlayStation 4） 2023年8月11日 （Xbox Series X|S/Xbox One） 2023年12月5日 （macOS） 2024年11月19日 （Nintendo Switch）
クリア想定時間	6～8時間

『Stray』はフランス南部を拠点に活動する少数精鋭のクリエイター集団「BlueTwelve Studio」が制作したアクションアドベンチャーゲームです。

プレイヤーはとあるアクシデントで家族とはぐれてしまった一匹の猫となり、元いた場所を目指しサイバーシティを冒険します。

良かった点

とにかくリアルでかわいい！猫になりきって街を探索

もうこの記事にあるスクショを見れば分かると思うのですが、猫ちゃんがめちゃめちゃリアルで可愛いです。

それもそのはず、開発メンバーの多くが猫を飼っている他、制作スタジオでも2匹の猫を飼っており、その子たちを参考に本作の3Dモデルやムービーは制作されました。

みんな大好きお昼寝シーンは安定の可愛さですし、街の看板やパイプを飛び移るアクションは本物の猫を操作しているよう。

他にも高所からペンキ入りの缶を落としたり、積んである本の山を崩したり…自由気ままな猫になりきることがゲームを進めるポイントとなっています。

想像以上にしっかりしたストーリー

「迷い猫が街を探索しながら家族の元に帰ろうとするゲーム」と聞くと、なんとなくストーリーはあってないようなものなのかな？と感じてしまいますよね。

私も「猫ちゃんが可愛ければそれでいいや～」という気持ちで購入したので、正直プレイ前はストーリーに期待していなかったです。

ところがいざプレイしてみるとしっかりとしたストーリーがあり、友情や家族愛を感じられるシーンなんかもあり、エンディング後には映画を1本見たかのような満足感がありました。

そう感じたのには「B-12」の存在が大きいでしょう。

B-12というのは猫ちゃんが途中で出会う自立型ドローンのことで、セキュリティを解除してくれたり、話せない猫ちゃんの代わりに通訳をしてくれる頼もしい相棒です。

出会ってすぐは記憶喪失状態のB-12ですが、道中で「メモリー」と呼ばれるアイテムを回収すると少しずつ記憶が戻ってきます。

メモリーを全て集めなくてもゲームはクリアできますが、集めたほうがよりストーリーを楽しむことができるのでおすすめです。

注意点

グロい敵やマップ、ゲームオーバーの演出に注意

「とにかく猫ちゃんが可愛い！」とここまでお伝えしてきましたが、だから全ての猫好きの方におすすめできるゲームかと言えばそうではありません。

本作にはZURKと呼ばれる謎の生命体が登場するのですが、道中では幾度となくこの敵に追いかけられます。

ZURKは複数で飛び掛かって猫ちゃんの体に噛みつき、なんと食べようとしてきます（逃げ切れないと食べられてゲームオーバー）。

またゲームの後半では敵に見つからないよう行動する場面（ステルス要素）があるのですが、このとき見張りのドローンに見つかるとレーザーで攻撃され、猫ちゃんが痙攣して動けなくなる描写があります。

猫好きでも猫好きでなくても、こういった演出に抵抗のある方は一定数いると思います。

ゲームと割り切って遊べるなら問題ないのですが、それができないのであれば精神衛生上プレイは控えた方がよいでしょう。

またゲーム中盤でZURKの巣窟（？）のような場所に行くことになるのですが、ここもなかなか気持ち悪いです。

人によっては3D酔いする可能性あり

本作は猫の視点でゲームが進むので慣れないうちは酔う可能性があります。

私も開始1時間くらいで気分が悪くなったのでその日はそこで中断しました。

私の場合、翌日は1時間プレイしても酔わなかったので慣れれば問題ないでしょう。

心配な人は30分とか、もっと短い時間から慣らしていくといいかもしれないですね。

まとめ「ゲームと割り切って楽しめる人にはおすすめ！」

『Stray』をクリアして感じた良かった点、注意点についてまとめました。

無条件でおすすめできるゲームではありませんが、個人的には「プレイしてよかった！」と思えるゲームでした。

アクションの難易度も高くないので、気になった人はぜひプレイしてみてください。