【ネタバレあり】ドンキーコングバナンザをクリアした感想

こんにちは、いくらです。
話題の新作『ドンキーコングバナンザ』をさっそくプレイしたのですが…思いの外どハマりしてしまいました!

プレイ時間は40時間程度で、真エンドまでクリアしたところです
当初は「収集はそこそこに、ストーリーだけクリアしたら終わろうかな~」なんて思っていたのですが、気付いたらマップの端から端まで破壊しまくり、バナモンドや化石を掘り起こしていました。


シリーズファン向けの小ネタも満載で、開発陣のドンキーコング愛をひしひしと感じました。
今回はその辺も含めてネタバレありで感想を語っていきますので、未プレイの方はブラウザバック推奨となっています。ご注意ください。
これより先は『ドンキーコングバナンザ』のネタバレを含みます。
良かった点
全てがうまく噛み合った破壊の連続性
まず本作を語る上で欠かせないのが「破壊」です。
ゲーム進行上壊れたら困るもの以外は、本当に何でも壊せます。これが超気持ちいいんですよ。
コントローラーから伝わる振動、画面いっぱいに広がるエフェクトや飛び散る破片、何度も聞きたくなる効果音。



一度体験したら、もう他の物も破壊せずにはいられません(笑)
しかも破壊することで大抵はなんらかのアクションが返ってきます。




開発陣曰く「破壊の連続性」をコンセプトにしているとのことですが、ハンドスラップの仕様はその最たるものです。
壁を破壊→ハンドスラップでアイテム回収→ハンドスラップのソナー発動→壁の向こうに何か見える→壁を破壊→ハンドスラップでアイテム回収…
周辺を破壊しつくすまでこの連鎖は止まりません。
しかも収集アイテムはただのコレクションではなく、集めただけちゃんと報酬がついてきます。


衣装ごとに「バナンザ変身の時間延長」「敵からの被ダメ減少」といった効果が設定されているので、基本デフォルトの衣装しか使わない私も必死になって化石を集めていました。
破壊はドンキーのイメージにぴったりですし、本当に全てがうまく噛み合ったコンセプトと言わざるを得ません。
クリア後に化ける高難易度チャレンジ
発売してすぐは「難易度が低すぎてつまらない」という意見が目立ちましたが、実際はそうでもありません。
確かに序盤~中盤のボスは20秒かからないくらいで倒せてしまうので、ゲーム慣れしている人からすれば正直ヌルいです。


「探索は楽しいけどボス戦がねえ…」と言いたくなるのも、よく分かります。
しかし終盤にもなってくると要求されるアクションは複雑になり、イバラやマグマといった地形ダメージが地味に効いてきます。
ボス戦に限らず、遺跡チャレンジや探索の難易度もそれなりに上がってくるので油断はできません。
そしてエンドコンテンツの難易度は、メインストーリーのときとは比べ物にならないくらい高いです。



Xなんか見てると、シマウマバナンザの修練がだいぶ不評ですね。私ももうやりたくない(笑)
でもその分クリアしたときの達成感は半端ないです。


個人的にはチャレンジラッシュも苦労しました。(10回くらいリトライしたと思う)
雑魚戦に13連勝しなければならないのですが、時間制限があるのでほぼノーミスでさばかないといけないのがキツかったです。
とまあこんな感じで、メインストーリーとエンドコンテンツで難易度にだいぶ差があります。
「昔みたいにメインもゴリゴリに難しくしてくれよ!」という気持ちもなくはないのですが、Switch2発売から間もないタイミングでそれはさすがにリスキーかと。
昨年USJにドンキーコングのエリアもできましたし、新規ファンの獲得を優先したいという任天堂の思惑もあるのでしょう。
賛否両論ありますが、みんながクリアできるメインストーリーとバナンザ変身を極めたい人向けのエンドコンテンツということで、なかなかいい落としどころになったのではないかと思います。
ポリーンがとにかく可愛い


実は少女ポリーンが登場すると聞いたとき、私の反応は「へえ、そうなんだ~」くらいのテンションでした。
アーケード版のドンキーコングは生まれる前なのでやったことないですし、マリオシリーズでたまに見かけるお姉さんくらいにしか思っていませんでした。
しかしいざ本作をプレイしてみると…
ポリーンめっちゃいいじゃん!
特にベッドで休んだときの会話がめちゃくちゃ可愛い!!


ドンキーは基本ウホウホ言ってるだけなので、やっぱりしゃべってくれるキャラがいた方が感情移入もしやすいですよね。
本作はストーリーの評価も高いですが、そうなったのはひとえにポリーンのおかげだと思います。
1つ心配なのは、今回の少女ポリーンが可愛すぎて大人ポリーンを受け入れられなくなってしまうのではないかということですかね(笑)
気になった点
一部カメラワークに難あり
何でもかんでも壊せてしまう故の問題ですが、地中を掘り進めるとカメラワークが乱れがちなのが気になりました。


三人称視点である以上仕方ない部分ではありますが、もう少し柔軟にカメラを操作できたら嬉しかったな~と思います。
ストーリーについて
終盤の展開がアツい!
ストーリーは基本ずっと面白かったのですが、特に終盤の盛り上がりは凄かったですね。
地下1500階でようやく見つけたバナルート。なんやかんやあり、ポリーンの歌でバナルートの封印が解かれます。


しかし封印を解くや否や、ドンキーたちに敗れ気を失っていたはずのヴォイドがバナルートの元へ猛ダッシュ!
が、しかし…






ということで、シリーズファンの皆様おめでとうございます。
キングクルール復活です!


発売前からシリーズファンの間で「キングクルールがラスボス説」が出回っていましたが、本当に出てきましたね。
スマブラ参戦を除けば、実に18年ぶりの登場となります。


キングクルール率いるクレムリン軍団はかなり前にバナルートに到達していたようですが、そこで返り討ちに合い、運悪くキングクルールだけ封印されてしまったとのこと。
キングクルールは今度こそ自分の願いを叶えるため、本物のバナルートがある地下1600階へ消えていきます。
ラスボス戦について
道中もシリーズファン向けの小ネタ満載でしたが、ラスボス戦はそれ以上でしたね。



古参ファンの方々は心臓が止まってしまったのではないでしょうか(笑)
第1形態を倒してからの偽エンドロール&死んだフリは、にわかの私でも「見たことあるやつーーー!」と興奮してしまいました。
そこから地上に戻っての第2形態はキモ過ぎて笑いました。
キングクルールは「腐りかけのドロッドロのバナナ」が大好物とのことですが、私は絶対無理ですね。


さすがのラスボス戦ということで多少の処理落ちはありましたが、最新機種のマシンパワーを限界まで使ってくれた喜びの方が私は大きかったです。
まとめ


長々と感想を述べてきましたが、一言でいうと…めっちゃ面白かった!
収集要素に興味のない私がここまでハマるとは思いませんでした。



まだまだ遊ぶ気満々です
今後のドンキーコングシリーズの展開や、おそらく出るであろう3Dマリオの新作も期待しちゃいますねえ…
任天堂さん、発表待ってます!!