【ネタバレあり】伊達鍵は眠らない – From AI:ソムニウムファイルをクリアした感想

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こんにちは、いくらです。

今回は先日クリアした『伊達鍵は眠らない – From AI:ソムニウムファイル』の感想です。

率直に言うとシナリオは少し物足りなかったのですが、これでもかと言わんばかりの寒い下ネタ&ギャグのオンパレードに、クリア後に解放される豪華なオマケ(おそらく今までで1番気合入ってる)など、シリーズファンなら見ておいて損はない内容が盛りだくさんでした。

いくら

メインストーリー自体も、1作目と2作目の間のアレコレを補完する内容になっています

なのでファンディスク的な観点で言えば、大変満足な仕上がりになっているのではないかと思います。

ちなみに初めましての人がこの作品から手を付けてしまうと間違いなく「なんじゃこりゃ」となってしまうので、もしそのような方がいたら、まずは1作目の『AI:ソムニウムファイル』からのプレイが断然おすすめです。

ではここからは、プレイして感じたことをネタバレありで語っていきたいと思います。

メインストーリーやBONUSのスクショを使用しますので、未プレイの方はブラウザバック推奨となっております。ご注意ください。

これより先は『伊達鍵は眠らない – From AI:ソムニウムファイル』およびシリーズ過去作のネタバレを含みます。

目次

脱出パートについて

今作の目玉要素である脱出パートですが、個人的にこういうの大好きでして…もちろん難易度ハードで挑戦しました。

コトリバコのところで少し詰まりましたが、慣れていることもあり他は結構スルスル解けました。

答えは642!…ではない

ニルヴァーナのときもちょこっとだけ脱出ゲームのような謎解きがありましたが、紙とペンを用意してメモをとりながら問題を解くのはやっぱりワクワクしますね。

難易度イージーにすれば先ほどのコトリバコも自動入力で先に進めるらしいので、謎解きが煩わしい人でも問題なく遊べるのは良かったと思います。

ソムニウムパートが食われちゃった感はありますが、脱出パートは今回限りだと思うのでそこは割り切り、大いに楽しませてもらいました。

シナリオについて

シナリオ執筆が打越鋼太郎氏から山田和也氏に変更になったのは周知の事実だと思いますが、プレイしてみると「え、これ打越さんじゃないの?」というくらい人物描写がそっくりで驚きました。

特に下ネタやギャグがキレッキレ

会話シーンだけなら気付かない人も多いのではないでしょうか。

ただストーリー全体で見ると、過去作にあったようなカタルシスを感じることはできなかったというのが正直なところです。

いくら

10時間ちょっとの外伝作品なので本編と比べるのは酷かもしれませんが…

このシリーズを好んでいる人の多くは、伏線回収とか複雑な分岐が見たくてプレイしていると思うので、個人的にはそっちの方向に挑戦してもらえると嬉しかったです。(インタビュー記事でも「複雑な分岐に挑戦する道もあった」とおっしゃっていましたし)

それはさておき今回のストーリーで印象的だったのは、やはりピュータの件でしょうか。

ニルヴァーナのときは「刑務所にまで手を回せるボスってやっぱりパネェ」くらいのノリで終わりましたが、まさかここで深掘りしてくるとは思いませんでした。

よくよく考えてみると、1作目のピュータってかなり不憫な役回りですよね。

恋人である沖浦のために警察の仲間(特にアイボゥは我が子のように思っていた)を裏切るが、その沖浦は既に死んでいて、実際は殺人鬼が沖浦の体を乗っ取りいいように使っていたに過ぎないと…。

そりゃメンタル崩壊しちゃいますよ。ソムニウム内の出来事ではありますが、三瀬丹の屋上で笑いながら自身を傷つけるシーンはかなりショッキングでした。

いくら

伊達&アイボゥのメンタルケアにより復活できて本当によかったです

あとはXエンドが2作目への伏線っぽくて興奮しました。

この展開、どこかで見たことあるぞ!

明美とNAIXがどう繋がっているのかは不明ですが、三瀬丹の屋上で登場したQRコードもカクレコウモリに繋がっていたし、少なくとも無関係ではなさそう…。ニルヴァーナ構想は着実に進められているようです。

オマケについて

まずはひとこと言わせてください。

熱海擦り過ぎでしょwww

BONUSのコンテンツは全て見たのですが、熱海ネタの多いこと多いこと。たぶんこんなことしても許されるのは、このシリーズだけでしょう。むしろファンは大喜びです。(私もその一人)

特に面白かったのが、か〇いたちの夜オマージュのノベル。

宿の名前は朱風琉(しゅぷうる)

そういえば同じ会社のゲームでしたね。

思いのほか内容もしっかりしていて、真面目に読むと10分以上かかります。しかもそれが5本あるという気合の入りよう。

いくら

セリフにちゃんと声優さんの声が乗っているのもよかったです

熱海エンドで伊達はなぜスマートボールのタマ拾い係になったのか、受付嬢にWinkPsyncしたときに見た「タマを掴んで~バイン、バイ~ン!」の意味など、なんか気になるけどどうせしょーもない内容なんだろうなーと流していた謎がここで明かされるとは思わなかったので、ちょっと感動しちゃいました。

そして、日菜の冗談だと思っていた「あの夜」がまさか本当にあったとは…!

ファンからすれば前日譚とか後日談、裏話なんていくらあってもいいので、こういうのは他作品でもどんどんやってほしいですね。

まとめ

以上、『伊達鍵は眠らない – From AI:ソムニウムファイル』をクリアした感想でした。

メインストーリーは70点くらいだけど、オマケはそれ単体で100点越え!みたいな、ちょっと極端な作品だったと思います。

いくら

本編のような伏線回収やギミックが好きで、下ネタやギャグに一切興味がない人にとっては期待外れな作品と言えるでしょう

ただ個人的には買ってよかったなーと思いましたし、お布施みたいな感じで、今回の売上を元手に次回作を制作してもらえたら嬉しいです。

次回作が出るとしたら主人公はまた新しいPsyncerが出てくるんですかね?男バージョンのAI-Ballも見てみたいし、2作目で名前のみの登場だったマルコも気になる!

いつになるかは分かりませんが、次回作も期待しています。

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