【評価レビュー】Melatonin(メラトニン)「夢と現実が入り混じった世界でリズムに乗る!ゆめかわリズム天国」

こんにちは、いくらです。
先日「ゆめかわリズム天国」として知られる『Melatonin(メラトニン)』をクリアしました。

『リズム天国』といえば音楽プロデューサーのつんく♂さんが企画したことで知られる、任天堂の超有名リズムゲームです
今回はそんなリズ天にインスパイアされた本作の、良かった点と気になった点について語っていきたいと思います。
それでは参りましょう!
総合評価
総合評価 | |
---|---|
ストーリー・世界観 | |
キャラクター | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
システム・UI | |
ボリューム・やりこみ |
- 『リズム天国』が好き
- ゆめかわな世界観が好き
- チルい音楽に癒されたい
- リズム感がない(鍛えるつもりがない)



2023年6月から日本語対応になりました!
ゲーム概要


商品名 | Melatonin(メラトニン) |
開発元 | Half Asleep |
ジャンル | リズムアクション |
プレイ人数 | 1人 |
対応機種 | PC/Nintendo Switch/PlayStation 5 |
初回発売日 | 2022年12月16日 |
クリア想定時間 | 1~2時間 |
『Melatonin(メラトニン)』は、カナダのバンクーバーを拠点として活動する「Half Asleep」が開発したステージクリア型のリズムアクションゲームです。
ゲームは全部で5つの章に分かれており、各章の最終ステージをクリアすると次の章に進むことができます。
使用するのはAボタン、Lボタン、Rボタンの3種類で『リズム天国』よりは複雑なものの、リズムに乗れば直感的に操作できる内容となっています。
良かった点
「リズ天っぽさ」がいっぱい詰まっている
まず本作が「ゆめかわリズム天国」と呼ばれる所以は、随所に散りばめられたリズ天っぽさにあります。
『リズム天国』シリーズ1番の特徴といえば、譜面や指示コマンドが画面に表示されないことですが、本作にもこういった類いのものは表示されません。


練習モードで基本のリズムと対応するボタンアクションを覚えたら、あとはひたすらリズムに乗るだけです。
一応背景のイラストがタイミングのヒントになってはいるのですが、曲の中盤以降はあの手この手で邪魔が入るので、最終的にはリズムに乗ってボタンが押せないとクリアできない仕様になっています。



この点も本家と同じですね


あとは各章の構成が4つのミニゲーム+リミックスの最終ステージになっているのもリズ天仕様。


評価によって星が最大3つまでもらえるのですが、この星を8つ集めると各章の最終ステージに挑めるようになっています。


本家ではゲージの表示がなくスコアが足りているのかどうかが分かりにくかったので、これは非常にありがたい機能です。
ただのパクリゲーではない『Melatonin』独自のゲーム体験
では本作がただの『リズム天国』パクリゲーなのかと言われれば、そうではありません。
「夢は深層心理を表す心の鏡」なんて言いますが、まさに本作は主人公の夢を覗き、彼の願望や感情を読み解くゲームでもあります。
分かりやすい例でいえば、お金の夢でしょうか。


「お金が欲しい」「空からお金が降ってくればいいのに」という主人公の願望が手に取るように分かります。



ゲーム終盤では「○○から逃げる」「○○を燃やす」という、なかなか衝撃的な夢も登場します
夢を覗かれるなんてやられる側はたまったもんじゃないですが(笑)、「主人公が置かれている状況を夢から想像する」という行程が思いのほか面白かったです。
リズ天の要素を取り入れながらも独自のゲーム体験がきちんと用意されている、まさにリズム天国リスペクト!なゲームだと感じました。
パーフェクト狙いのときに便利な「ぴったりのみ設定」
リズムゲームのやりこみ要素といえばオールパーフェクトですよね。
本作の判定は「ぴったり」「はやい」「おそい」「ミス」の4種類ですが、このときに便利なのが「ぴったりのみ設定」です。


これをオンにしておくと、ぴったり以外の判定が出た瞬間、自動で曲がリスタートします。



これは神機能!
失敗したときの「メニューを開いて~最初からやり直すを押して~」といった煩わしい操作が一切不要なので、パーフェクト狙いの方はぜひ使ってほしい機能です。
気になった点
全21曲とボリュームは少なめ
本作で遊べるのは基本の16曲+リミックスバージョン5曲の全21曲となっています。
2015年に発売された『リズム天国 ザ・ベスト+』が100曲越えだったので、それと比べるとかなり少なく感じるかもしれません。
本作の価格は1700円(Steam版)と比較的安価なので、それを考慮すれば妥当ではありますが、正直「もっと遊びたい!」という気持ちがあります。



なので続編かDLCが出たら嬉しいです!
まとめ「ボリュームは少ないが、リズム天国リスペクト!な良質リズムゲーム」


『Melatonin(メラトニン)』をクリアした感想についてまとめました。
本家のようなお笑い要素はありませんが、リズ天好きなら間違いなくハマる作品だと思います。
2026年に『リズム天国 ミラクルスターズ』の発売が決定しましたが、「それまで待てない!」という方はぜひプレイしてみてください。