【評価レビュー】Unpacking(アンパッキング)「引越しの荷物が主人公の人生を語る」

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こんにちは、いくらです。

先日『Unpacking』をクリアしました。

正直「荷解きするだけなのに面白いの?」と疑問に思っていたのですが、実際にプレイしてみたら思いのほか楽しめたので本作の良かった点をまとめてみました。

ただ人を選ぶゲームでもあるなと感じたので、注意点についても触れていこうと思います。

この記事が「まだプレイしていない」「プレイするか迷っている」という方の参考になれば幸いです。

目次

総合評価

総合評価
ストーリー・世界観
キャラクター
サウンド・BGM
グラフィック
システム・UI
ボリューム・やりこみ
おすすめできる人・できない人
  • 片付けや飾り付けが好き
  • 想像を膨らませるのが得意
  • ドット絵が好き
  • 単調な作業が苦手
  • やりこみ要素の強いゲームを探している
いくら

「荷解きでストーリーを語る」という今までにないゲーム体験ができます!

ゲーム概要

引用:My Nintendo Store『Unpacking アンパッキング』

『Unpacking』は、箱から持ち物を出して新しい家に置いていくという、ありふれた体験が題材の、禅の要素を含むゲームです。ブロックを組み合わせるパズルでありながら、おうちの飾りつけをするゲームでもあり、素敵な居住空間を作りながら、荷ほどきする荷物の持ち主の人生について知ることになります。8件の引っ越しをこなすうちに、直接目にすることもないキャラクターと親密になり、耳にしたこともない物語に触れたように感じられるでしょう。
My Nintendo Store『Unpacking アンパッキング』

商品名Unpacking(アンパッキング)
開発元Witch Beam
ジャンルパズルゲーム
プレイ人数1人
対応機種Steam/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S/PlayStation4/PlayStation 5/モバイル/タブレット
発売日2021年11月2日(Steam/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S)
2022年5月10日(PlayStation4/PlayStation 5)
2023年8月25日(モバイル/タブレット)
クリア想定時間4〜5時間

『Unpacking』はオーストラリアを拠点とするWitch Beamが開発したパズルゲームで、主人公の約20年間を引越しを通じて読み解いていきます。

プレイヤーは部屋にある段ボールを開封し、中から出てくる荷物を適切な場所へ配置していきます。

全ての部屋に荷物を正しく置くとステージクリアとなり、次の引越しへ進めるようになります。

いくら

本を床に置くなどはNGですが、ある程度は自分の好きなように配置できます

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良かった点

主人公のセリフはほぼなし。ストーリーは引越しの荷物が語る

本作の主人公にはセリフがほとんどなく、顔も見ることができません。

しかし引越しを通じて主人公の趣向や、どんな出来事があったのかを察することができます。

例えば、主人公の子供時代の荷物にはサッカーボールや大会のトロフィーが入っているので「サッカーが好きなんだな」と想像できます。

ネタバレになってしまうので詳細は控えますが、中盤以降は引越し先から主人公の恋愛事情も垣間見ることになります。

いずれにしても「ただ荷解きをして部屋を片付けるパズルゲーム」で終わらせるのではなく、「荷解きにストーリー性を持たせる」というありそうでなかった発想に驚かされました。

繊細なドット絵から元ネタを考えるのが楽しい

「荷解きでストーリーを語る」という独特な手法に目が行きがちですが、本作はドット絵のクオリティーも素晴らしいです。

特にゲームやDVD/BDのパッケージは実在する作品が元ネタとなっており、知っている人が見れば何の作品かすぐ分かるくらい精巧にできています。

いくら

これは『ジョーズ』だとすぐ分かりました!

他にも有名な作品がたくさん登場するので、ゲームやDVD/BDのパッケージには要注目です。

注意点

ひたすら荷解きするだけなので、途中で飽きる可能性あり

本作では計8回の荷解きを行うのですが、途中で飽きる可能性があります。

というのも、同じ人物の引越しなので必然と何回も同じ物が出てきます。

子供時代から登場するぬいぐるみなんかは「愛着があって捨てられないんだな」と和みますが、大きくて場所を取る物の場合「またこれか・・・もう置く場所ないぞ・・・」となりがちです。

さらに後半に出てくる家は荷物も部屋数も多く飽きる原因になりかねないので、1回1ステージくらいのプレイがちょうどいいかもしれません。

いくら

洋服や下着の量がなかなかあるので、1つずつ衣装ケースに収納するのが大変でした・・・

文化や生活スタイルの違いに若干戸惑う

海外ゲームなのである程度は仕方ないのですが、用途不明の物がちらほら出てきます。

いくら

私が壁掛けの飾りだと思っていたこれは、ユダヤ教徒のお守り「ハムサ」だそうです

適当に置いて正解ならそこまで気になりませんが、不正解だった場合が厄介です。

本作では配置の正誤しか判断できないため、見当もつかない場合は全ての部屋に置いて確かめる必要が出てきます。

何回も間違えた場合は「この部屋のどこかに置いてね」というヒントが出たら良かったかも、と個人的には思います。

オプションで配置の縛りをなくすことができますが、物の配置から主人公の心情が読み取れる場面もあるので、1周目は縛りありでのプレイがおすすめです

まとめ「引越し経験がない人にもおすすめ!ただ単調な作業には注意が必要」

『Unpacking』をクリアした感想をまとめました。

私も人生で何回か引越しを経験しており、その度に荷物を詰めたり出したりするのが面倒臭いと思いつつも、新しい場所や出会いに思いをはせ、どこかワクワクしている自分を思い出しました。

こうした疑似体験ができるという点で、引越しの経験がない人でも十分に楽しめるゲームだと感じました。

また注意点で「同じ作業の繰り返しで飽きる可能性あり」と指摘しましたが、本作はどこでも中断できるシステムになっています。

いくら

現実と同じで疲れたら休みつつ、自分のペースで荷物を片付けましょう

少しでも気になった方はぜひプレイしてみてください。

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